Mikuni Tile Message 社長インタビュー①

--社長が入社したのはいつでしたか?
平成3年です。
バブルの絶頂を少し過ぎて、まだその名残が感じられる時代でした。

--会社の雰囲気はどんな感じだったんですか?
ボーナスだけじゃなくて、月の売り上げを達成すると、大入り袋が出たりしていました(笑)

--すごい! でも… 次第に世の中が不景気になっていった時代でしたね。
はい。

印象的なのは、平成7年、無借金経営を続けてきた会社が初めて、借金をしたんですよね。
まだ私は現場を走り回っていた頃で、危機感みたいなものはあまり感じていなかったんですが、「借金をした」ということだけは強く印象に残ってます。

--まだ、社長には就任していない頃ですね。
まだです。

社長に就任したのは、平成11年です。
みんなの前で「頑張ります」ってあいさつしたのを覚えてます。

--会社が借金をして、不況の中で・・ どんな気持ちでしたか?
この時はまだ、経済って、常に右肩上がりになるものだと思っていたんですね(笑)
相変わらず現場を走り回ってたし、「社長の仕事」ってどんなことなのか、わかっていなかった…

--でも、「社長」って呼ばれるんですよね?
それまで私は、「ひろきさん」って呼ばれてたんです。
その「ひろきさん」が「社長」にスライドして、「社長」が「会長」にスライドして…
「社長」って呼ばれると、私と先代社長が同時に振り向くという感じでした(笑)

--平成14年には、過去最少の売り上げになっています
はい…

--社長として、何か対策は立てたんでしょうか?
まとまった仕事を取りに行こう、とか、そういうことは考えていました。

それと、その平成14年時点ではまだ数字には出ていませんが、平成11年、2人の営業マンに入社してもらいました。

--営業力を強化するためですか?
そうですね。

もともと2人は、販売専業の会社の営業所長を務めていたやり手の営業マンだったんですが、「三国タイルに来てほしい」と声をかけました。いわゆるヘッドハンティングです。

--二人をハンティングした効果はありましたか?
当社の営業スタイルが、ガラッと変わりました。

--というと?
一言で言えば、「今までの営業は、営業じゃなかった」と思い知らされました。
うちの会社の営業は、注文を聞いて、朝早く届けるだけの『御用聞き』だったんだ、と。

--その2人の営業スタイルは?
既に同業他社からタイルを買っているお客さんのところに行って、「三国タイルからも買ってもらえませんか?」と果敢に売り込んでいくやり方です。

それまでうちには、そういう営業マンがいなかった。
正直な話、こちらがお客様を選ぶようなことすらしていました。

--営業スタイルが変わってから、どうなりましたか?
従業員のみんなも、仕入れにシビアになっていきましたね。
1円でも、5円でも、仕入額を抑えようと、細かく交渉するようになりました。

--それは社長が指示したんですか?
いえ。
従業員みんなで話し合って決めたことでした。
「小さな現場でも、きちんと見積もりをとろうよ」って。

--新しい風が入って、いい意味での緊張感や危機感が生まれたんですね
はい。
緊張感や危機感を肌で感じるようになりました。

それでみんなとても頑張ってくれて、売上や利益も上がって。
頼もしかったですね。

--平成23年からは4年連続の黒字ですね
『タイル』という商材は、同業他社との差別化を図るのが難しい商材だと思うんです。
その『タイル』を扱う中で、従業員みんな、頑張ってくれています。
本当にありがたいです。

営業マンは、会社の経営状態まで把握して目標数値も出してくれますしね、頼もしいですよ。
ぜひ、これからも頑張って、目標を達成してもらいたいと思います。

職人さんも、年々ひどくなる異常気象の中で頑張ってくれて、ほんとにありがたいです。
日々、感謝しています。

(社長インタビュー②へ続く)

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