Mikuni Tile Message 社長インタビュー②

(社長インタビュー①はこちら)

--これからのタイル業界をどう思いますか?
今、国勢調査をやっていますが、5年前とはタイル職人の数は年代構成が確実に変わっているでしょうね。
足場にあがる年齢制限に引っかかって、上がれなくなってしまったベテラン職人さんも多いようです。

--タイル業界は、職人の数が減って、先細りの一方でしょうか?
たしかに、団塊の世代1代で終わるところもありますが、2代目や若い人につないでいる工事屋さんもあります。

うちも、若い世代と一緒に仕事をすることで、市場の要求に応えていけると思っています。
そのためにも、若い皆さんとつながりを持ちたいと、接点を増やしているところです。

もちろん、ベテラン職人さんの腕が必要とされる現場もありますし、ベテラン職人さんとのつながりも大切にしています。

--「三国タイル」の社長としては、どのようにしていきたいとお考えですか?
これまでは卸8割、工事2割でした。

これからは、「改修」に力を入れたいと思うんですね。
材料の仕入から施工まで、当社の力を存分に発揮できます。

--「改修」のむずかしさってありますか?
新築と違って、現場には常に、住民の方や使っている人がいることです。

新築の場合、囲いの中は現場作業者のエリアです。
でも改修の場合、お客様がそこにいる。
常に、作業をしていてもしていなくても、作業者は人として、お客様に見られています。

--人として?
はい。

どれだけ「腕」が良くても、挨拶の仕方、接し方、普段のマナーができていないと、ダメなんですね。
クレームになってしまいます。

職人は「腕」で答えようとしているけど、お客様は人としての職人さんを見ている。
職人とお客様の視点が違うんですね。

--例えば、どんなことがありますか?
改修現場で、作業をするために職人が足場を歩いていたら、家の中にいる住民の方は「見られている」と感じてしまうとか…
作業の障害になるものを動かしたら、「勝手に動かされた」とクレームになったり。

--新築の現場では起きないことですね。
そうなんです。
だから職人さんはあまり気にしていないんですね。

でも、そうしたクレームは怖いもので、次の仕事が来なくなってしまう。
だからやっぱり、意識を変える必要がある。

--職人さんの教育が必要そうですね。
はい。
職人さんの「腕」が確かなのは自信を持っているので、あとはそういうマナー的なところが必要です。

これまで、改修専門でやる職人さんと新築専門でやる職人さんって分かれていたんですが、今は新築専門の職人さんも一緒に改修の現場で働いてもらっています。
改修専門の職人さんと一緒に現場に行って、仕事に取り掛かる前の段取りや押さえておくべきマナーを、目で見て、肌で感じてもらうようにしています。

--仕事の「腕」も大切だけど、人としての基本を押さえるということですね。
これからの現場で重視されるのは、とても基本的なところなんだと思います。

工事の説明も、きちんとしているつもりなんですが、「どこやったん?」と言われたりするので。

--どういうことですか?
改修の場合、張り替えるタイルは、周囲のタイルと違和感なく仕上がるのが最高の出来栄えのはずなんです。
でも、「あれ?どこ貼り替えたん?」って聞かれてしまう。

 

--張り替えた場所が分からない、ということの価値が伝わっていない?
そうです。

当社が扱う『クローンタイル』も、張り替えたことがわからないくらいそっくりにできるところに価値があるんですが、その良さを伝えきれていない。

--きちんと説明が必要ですね。
はい。

お客様に価値を説明し、理解してもらったうえで、工事につなげる。
現場でも、きちんと挨拶をして、きちんと終わらせる。

これからの工事では、こうした基本的なところを丁寧に押さえることが重要だと思っています。

地味でも、基本を押さえて、丁寧に。
そんな「三国タイル」のスタイルで、明るく、長く、続けていけたらと思っています。

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